• 大学パーパスの必要性 -社会から選ばれる、強い価値を作る方法-

    小原 樹杏奈

    小原 樹杏奈コンサルタント

    • 組織改革・人材育成
    • 事業変革

    昨今注目されているパーパス経営は一般企業のためだけのものだろうか。実は、大学経営においてもパーパスは既に多くの大学が取り組み始めている注目すべきトレンドである。18歳人口の減少に伴い大学淘汰が叫ばれて久しい現在、自学のケイパビリティにだけ向き合った教育理念やコンセプトを掲げるのみでは社会と学生から選ばれ生き残っていくことは難しい。本稿では、大学の置かれた状況と抱える課題を紐解き、変化するマクロ環境の中でパーパスによってどのように競争力を高めるか、そしてパーパスと紐づけて大学が強化を図るべき4つの力について解説する。

  • 自分ごと化が進むパーパス浸透活動の要点

    小野 朋子

    小野 朋子コンサルタント

    • 組織改革・人材育成
    • 事業変革

    どんなに苦労して策定したパーパスも、単なるお題目や「絵に描いた餅」となってしまえば水の泡だ。実際、パーパスの浸透・実体化のハードルは高く、成功事例もまだまだ少ないのが現状ではないだろうか。

    そこで一番の難関であり最重要事項とも言えるのが、社員一人ひとりの自分ごと化である。

    どのような進め方、どのような心構えが望ましいのか?自分ごと化を促進する3つのポイントをご紹介したい。

     

  • North star metric パーパスを具現化する北極星指標の定め方

    • ブランド構築
    • 事業変革

    「パーパス」を策定し、社会に提示している企業が増加している。一方でその「パーパス」と自身の業務との関連性が見出せない働き手が、半数近くいることも見られる。いま経営課題は、パーパスを概念から行動へと移す明確な羅針盤を持つことではないだろうか。パーパスと経営目標を関連づけ、働き手一人一人の行動計画と結びつける。パーパスの実現目標と現在の状況を数値化する方法論:ノーススターメトリクスを本稿では紹介していく。

  • <パーパスはただのトレンドなのか?優良企業ほど本気で取り組むワケとは?>

    三島 由衣

    三島 由衣コンサルタント

    • 組織改革・人材育成
    • 事業変革

    「パーパス」が企業経営における重要キーワードとして語られるようになって久しい。2020年のダボス会議では主要テーマとして取り上げられ、Harvard Business Reviewでも何度も特集が組まれている。その一方、日本企業の経営陣の中には、自社で掲げるイメージがつきにくかったり、気になりつつも具体的な取り組み方が分からなかったりする人も多いのではないだろうか。しかし、今やパーパスは企業が存続するために必要不可欠なものとなりつつある。このコラムでは、パーパスが注目されるようになった背景を改めて振り返り、ひと足早くパーパス経営を実践し始めている企業の事例を参照しながら、その重要性について考察したい。

     

  • パーパス経営で加速させるオープンイノベーション ―企業単独の物語から社会全体の物語へ—

    北川 稔実

    北川 稔実コンサルタント

    • 組織改革・人材育成
    • 事業変革

    オープンイノベーションが重要だと言われ20年近くが経つ。一方で日本企業は欧米に比べてオープンイノベーションへの取組率が低いと言われる。オープンイノベーション白書によると、企業のオープンイノベーション取組率は欧米企業が78%も取り組んでいるのに対し、日本企業は47%に留まっている。
    これは、日本が輝いていた高度経済成長期に社内に閉じた研究・開発が競争優位をもたらしていたことが、今日まで成功体験として記憶されているからとも考えられる。
    本稿では、日本企業がオープンイノベーションに取り組み始めるために、なぜパーパス策定が有効であるのかを解説する。

     

  • パーパスの実体化 —ビジネスを拡大し、同時に社会に価値を創出するファクトづくり

    永嶋 萌子

    永嶋 萌子コンサルタント

    • 組織改革・人材育成
    • 事業変革

    「パーパス」を策定し、世に公表する企業が増えてきた。しかし、実現していきたい未来や果たす責任を「パーパス」として掲げたものの、その実体化に苦戦している企業も多いのではないだろうか。パーパスは、抽象的な概念を超えて実際に社会に対して価値を創出するようになって初めて“実体化”したと言えるだろう。実際にパーパスを策定し、PRや新規事業など様々な方法で社会に価値を創出することでパーパスを実体化させている7つの企業事例を参考にしながら、パーパスの実体化とは何か、そしてどのように実体化させていけばよいのかを考察していく。

     

  • ブランディングは全社戦略を動かすための手段へ、その進め方の解説。

    • ブランド構築
    ブランディングは、「全社戦略型」へ。
    今、“ブランディングとは何か?”と経営者に問われれば「全社戦略 のための有効手段」と私は答える。そして話題の“パーパスとは何か?”との問いには、「(社長・会長を上回る)全社戦略の中核となる存在」と答える。もちろん、これらは学術的な定義ではない。多くの企業とブランディングを協働するなかで掴んだ確かな実感だ。

    時代は、事業成果だけでなく、企業経営にあらゆる“質”を期待している。従業員の志気、地域社会との関係性、SDGsへの関与、顧客対応の公平性など、社会は全ての企業活動に“質”を期待している。そして、そうした全ての企業活動の質を高める経営手段として、新たなブランディングの「型」が注目されている。俄かにパーパス(=存在意義)が話題になったのも、この全社戦略を束ねる中核の概念が必要とされたからだ。

    本稿は「ブランディングとは? ブランディングは全社戦略を動かすための手段へ、その進め方の解説。」と題し、博報堂コンサルティング 顧問 兼 クリエイティブディレクター 喜馬克治が解説する。


  • 社員の元気を生み出すパーパス策定(ボトムアップ型のパーパスづくり)

    • 組織改革・人材育成

    企業の社会的意義が問われる中で、社員や顧客といった内外から自社のパーパスを問われるケースも多いのではないだろうか。実際に我々の会社にも、「パーパスは必要だが、作り方がわからない」といった相談を頂くことも多い。
    パーパスを策定するプロセスとして、具体的にどのような要素の検討を行うべきかは、『そのパーパスは誰のものか? 「社長の想い」から「みんなの物語」へ』のコラムでも紹介した通りだ。博報堂コンサルティングの「パーパスサーキュレーションモデル」を活用しながら、経済価値と社会価値の両方を創出するための要素を検討していくことで、自社ならではの強いパーパスを策定していくことが可能だ。
    その検討過程の中でも特に、導出した様々な分析やインプットを活用し自社のパーパスを結晶化していく手法について、ボトムアップ型のパーパス策定のプロセスとその特徴を紹介したい。

     

  • ブランド・トランスフォーメーション(BX) の軸となるパーパスのつくりかた

    • ブランド構築
    • 事業変革

    博報堂グループが提唱する「ブランド・トランスフォーメーション(BX)」、ブランドを中心に置いた事業成長・事業変革の核となる指針がパーパスである。経済価値創造と社会価値創造を両立し、生活者視点で「あるべきパーパス」を作り上げるにはどうすればよいのか?本稿ではその背景を改めて捉えたうえで、当社が実際にプロジェクトの中で活用しているフレームワークに沿って、パーパス策定の全体像と大切にすべきポイントを解説する。

     


  • 【対談】パーパス×ブランディングで変革する、日本企業の生き抜き方とは<後編> ――岩嵜博論氏×森門教尊

    • 事業変革

    ビジネスデザイナーであり武蔵野美術大学教授の岩崎博論氏と当社パートナー森門教尊がパーパスについて意見を交わす対談。前編では、改めてグローバルレベルで多くの企業がパーパスを志向する本質的な意味と、それが企業にもたらす具体的なメリットについて議論した(前編の記事はこちら)。後編となる本稿では、企業が実際にパーパスを策定する際に重要となる勘所や、パーパスとかけ合わせることによる新たなブランディングのあり方、そして今後の日本企業の見通しについて、具体的なフレームワーク等も用いながら深掘りする。

     


  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
お問い合わせ