取締役
右肩上がりの経済成長が終焉し、ゼロ年代と呼ばれる時期を過ぎ、あらゆる事業を取り巻く環境が激変しています。産業や市場の成熟化、生活者価値観の多様化、事業活動における透明化。混沌の時代を生き抜くために、企業であれ個人であれ、「変化」することが至上命題の如く見做されています。変化を邪魔する要因は何か、私たちコンサルタントはクライアントに駄目出しを行い、特効薬となる「解」を提示することが求められています。
しかし、それだけで本当に企業は、ひとは変われるのでしょうか?強迫観念的に変化を要請し、駄目出しを連続していては、やがて変革疲労に陥ってしまいかねません。
私たちはブランドコンサルタントです。“粗探し”よりも “宝探し”を一緒にする仲間でありたいと思っています。
そして、企業の究極の命題はゴーイング・コンサーン(将来にわたる存続)だと考えます。現在の状況を当たり前に受け止めないこと。「問」を立て続けられる力を持つことこそが、これからの企業が生き抜く条件です。
クライアントの皆様と共に悩み、共に笑い、明日を生きるための問を探すお手伝いをしたいと願っております。
―「ブランディング」×「デジタルソリューション」×「経営基盤強化」―
コンサルタントとしてのキャリアのスタートは既存業務改善・業務プロセス改革(BPR)。業務の効率化・改善余地を探し、経営基盤を筋肉質にする支援をしておりました。その後、成熟市場における経営改革・新規事業展開、ならびに企業再生・統合等におけるブランディングなど、数年にわたって支援を進めて参りました。その後、コーポレートサイト構築・デジタルマーケティングなど、ブランディングの実施領域まで手掛け、現在に至ります。
すなわち、ブランディングを中核に、経営・業務基盤の強化ならびにデジタルソリューションでの実践までが専門領域です。
アクセンチュアを経て、博報堂に入社。博報堂ブランドコンサルティングに参画。成熟産業における事業変革モデル創造・中長期成長ビジョン戦略立案やブランド価値創出を支援。その後、ウェブサイト戦略から構築までを一貫して扱う博報堂ネットプリズムに参画した後、現在はブランディング・事業戦略からインタラクティブ・プロデュースまでのコンサルティング業務に従事。
【講師】
日本BtoB広告協会「BtoBコミュニケーション大学」(2013年-2014年) 他多数
”提供価値規定”で定めた自社ブランドの価値を社内外に表現するために、”ブランドクリエイティブ開発”によってシンボルやコンテンツを構築。それらを顧客をはじめとする取引先や社会といった外部、さらに従業員というインターナルに伝え、ブランドを浸透させていく取り組みを企画、設計し、実行を伴走いたします。
ブランディングの際にまずやるべきことは、顧客、従業員、株主といったステイクホルダーに対する提供価値を構造化し、戦略策定やクリエイティブ開発などあらゆる活動の土台を作ることです。日本における「ブランド」の経営的価値を高めてきた博報堂コンサルティングが、独自のノウハウやデータベースを活かし、貴社の過去‐現在‐未来を整理し、大切にすべき本質を明らかにします。
ブランド構築とコミュニケーションでは、経営及びブランド戦略に対する思考とクリエイティビティを連結させ、定めた提供価値を適切な表現に昇華させることが重要です。広告会社グループのコンサルティングファームならではの独自ケイパビリティで、貴社の中長期的な競争力の源泉となる強いブランド構築を一気通貫でサポートいたします。
強いブランド力を持つ企業の多くが、長年にわたりブランドを進化させながら守り続け、社会に統一したブランドイメージを築いている一方、ブランド担当者の入れ替わりや頻繁な方針変更でブランドの方向性がブレてしまう企業も数多く見られます。ブランド運用のルールと仕組みづくりをブランドガイドラインとマネジメント組織の策定を通して実現いたします。