2016年08月08日
BtoBにおけるマーケティングとブランディングは、些か個人向けよりは複雑であるといわれている。関与者が増えるため、コンタクトすべき人が複数になる。プロセスが長いためコンタクトするタイミングとその際の内容(コンテンツ)を組み合わせる必要がある。なにより、これらの対象者やプロセスが異なる場所にいる(店舗と本社といった物理的に異なる場所にいる)といった困難さもつきまとう。
2016年07月19日
メーカーにおけるマーケティング活動において、生活者の購買活動をユーザーシナリオとしてとらえる際、あるブランド(製品)の購入に至るプロセスを3段階でとらえてみる。
2016年05月13日
あるところに、鶏の卵を売って細々と暮らしている男がおりました。ある日、男は飼っている雌鶏が黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚きました。それからも雌鶏は1日に1個ずつ黄金の卵を産み、卵を売った男は金持ちになりました。
そのうちに男は1日1個しか卵を産まない雌鶏を物足りなく感じ始めました。
「きっと、雌鶏のお腹の中には金塊が詰まっているに違いない」
いっぺんに沢山の黄金を手に入れようとした男は雌鶏のお腹を切り裂きました。ところがお腹の中には金塊などなく、男は雌鶏を失ってしまいました。
(イソップ童話「金の卵を産む鶏」)
デジタル・テクノロジーの進展は企業の経営環境に大きなインパクトを及ぼしている。
2016年03月31日
動画共有サイトで、ヒット曲に合わせて踊る従業員。数十年ぶりに復活した「社内運動会」で汗を流す社員。書店には「社内用語」を紹介する本が並ぶ。これまで言われてきた、“従業員満足“とはちょっと違う文脈で、さまざまな企業が社員向けの活動を始めている。昨今のこの動きを読み解くためのキーワードが、「インターナルブランディング」だ。
2016年03月30日
最終回の今回は、企業のブランド戦略にデジタルコミュニケーションの進展がもたらした変化と、求められる対応のあり方について考えたい。
2016年03月28日
これからの市場環境に対応するためには、どのようなブランディングのアプローチが必要なのか。それは、従来とどう異なるのだろうか。われわれは、成熟社会を乗りきるブランドをてことした事業成長の方法論をBranding Growthと名付け、以下3つのステップを通じて、クライアント企業への提言を行っている。
2016年03月23日
ブランド実現の担い手は社員である。社員がブランドビジョンを自分ごととして捉え、仕事における行動や判断基準に反映することで実現に近づく。そのためビジョンのエッセンスとそれをめざす意義を社員に伝え理解と共感を促す施策は重要であり、恒常的に続けていく必要がある。その上でブランドビジョンを組織的アクションに転換していくには、2つのポイントがある。
2016年03月16日
ビジョンが説得力を持って伝わることで、社内外の求心力が高まる。一般的にビジョンは、スローガン(タグライン)の形で言語化され、企業ロゴなどに付記して伝達されることが多い。ビジョンが凝縮されたキーワードを、生活者・顧客が様々な場所で目にすることで、企業のめざす理想が伝わっていく。そのためスローガンの訴求力は重要だ。そしてそれと同じ程度に重要なのが、その実現に向けた目に見えるアクションである。
2016年03月09日
今回は、企業のブランディングについて考えてみたい。生活者や顧客は、企業ブランドからその企業の特徴や事業姿勢、品質や便益などを認識し、製品サービスの選択基準の一つにする。企業ブランドと事業が一体となったサービス業はもちろん、様々な製品を展開する製造業でも同様である。
強い企業ブランドを築くには、事業活動とブランドコミュニケーションが整合し、首尾一貫している必要がある。そうした体系だった展開を実現する上で鍵となるのが、企業ビジョン(ブランドビジョン)だ。
2016年03月03日
ブランドを位置づけるカテゴリーを決め、その中で競合と差別化を図るのが、ブランド戦略の基本的な考え方である。そうしたセオリーに反し、自ら新たなカテゴリーを生み出すことを目指すのが、カテゴリー創造戦略だ。