2014年12月16日
「わが社は全社を挙げてマーケティングを中心に経営を行っている。」そう自信を持って断言できる経営者がどれだけ日本にいるでしょうか。重要なことだとはわかっているつもりでも、マーケティングを自社の経営の中心的テーマとして位置付けている企業はまだまだ少ないようです。
2014年12月08日
「マーケティングの究極の目的とは、セリングを不要にすることである」(ドラッガー)といわれるように、BtoBマーケティングの活動は、営業強化という意味合いを持ちつつも、いかに営業の負荷を下げ、選考に選ばれる=声をかけてもらえるように仕組みを構築するか、にあります。そのために考えるべき顧客の購買実態と、売り手企業における仕組みとはどのようなものでしょうか?
2014年11月14日
2012年の下期以降、日本企業の中国への投資は伸び悩む一方で、ASEAN諸国向けの直接投資が増加しています。JETROレポートによると、2013年の日本からのASEAN向け直接投資額は、前年比の2.7倍と急成長し、史上初の2兆円台に到達しており、その規模は、中国向け投資のなんと2.6倍に達したそうです。
中国市場も依然として魅力的な市場であることは変わりませんが、領土問題などの政治的なリスクを抱え、政府の規制も厳しい中国に比べ、親日的なASEAN市場への日本企業の投資は、今後も加速するものと思われます。
その投資が狙っているのが、急成長を遂げる「中間所得層」です。2011年のJETROレポートによると、インドネシアで、中間層と呼ばれる世帯可処分所得50万円~350万円の人口は、2009年の約8000万人から、2020年に2.4倍の約2億人に急増します。さらにベトナムでは、1700万人から3倍強の5500万人に激増すると予測されています。
2014年10月27日
ブランド力の向上が経営上の重要課題の一つとなったことに伴って、米国では多くの企業でCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)という役職が設置されるようになりました。ただ、CEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)という役職名は知っていても、CMOというのは聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。日本語では「最高マーケティング責任者」と訳されることが多いようですが、一般にはまだあまり浸透していないのが現状です。
2014年10月23日
社内でもアイデアマンとして知られる名物マーケッターの、ユニークな発想力によって生み出された新製品。人事異動でマーケティング担当者が変わってから、まったく売れなくなってしまった・・・。
日本国内では誰もが知っているメガブランド。満を持して海外市場で発売したが、さっぱり売れなかった・・・。
2014年10月16日
グロースハッキング、グロースハッカーという概念は、シリコンバレーのネットベンチャー、Qualaroo社CEOのショーン・エリスによって、職種の名称として名付けられたことが由来です。「成長」を意味するGrowth、そして「開拓」を意味するHackを組み合わせた、文字通り「成長を迅速に成し遂げるためのアプローチ」を指す造語であり、日本でもその概念は、昨年後半からの関連書籍の発刊や雑誌での特集などをきっかけに、徐々に認知が進んでいます。
2014年10月16日
BtoBマーケティングにおける「可視化」とは、何をさしているのでしょうか?
それは、顧客の動きが「見えてくる」可視化、ではなく、自身の仮説の正しさ(もしくは誤り)を可視化する「立てた仮説の検証」を行うことを指します。具体的には、どういうことなのか?また、自社に導入するには何をすべきなのでしょうか?
2014年08月29日
かつて、世界最高峰の広告フィルムの祭典として名を馳せた「カンヌ広告祭」が、マーケティング・コミュニケーション業界における”広義のクリエイティビティ”を賞賛する祭典「カンヌ・ライオンズ」(”Cannes Lions International Festival of Creativity”)として生まれ変わって、今年で丸4年が経ちました。