2016年02月19日
日本における「破壊的イノベーション」の概念と理論の普及に寄与された、関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 玉田俊平太教授のインタビュー連載最終回です。(以下敬称略/全4回)
2014年11月28日
ビジネスモデルという言葉を、会議や資料の中でよく見かけることと思います。新事業プランの上申過程や経営会議など、企業成長を導くための重要な局面で使われることでも多いでしょう。
ただ、ビジネスモデルという概念をよく耳にするようになったのは、ここ10年以内の話だと思います。それまでの間、そして現在も、同じビジネスの重要な局面で使われ続けているのが「戦略」という概念です。(ここでの戦略は特に競争戦略に的を絞ってお話しします。)
2014年07月01日
半世紀余の時を超えて、2020年に東京オリンピックが開催される。オリンピックが個人や社会に与える影響には様々なものが考えられるが、企業にとっても有形無形の影響が及ぶことになる。2020年がひとつのメルクマールと目される中、企業はこれからの時間をどのように過ごせば良いのか。企業が自らの手でどのようなブランドを創るかによって自ずとその解は導き出されることだろう。
本稿では企業・事業の変革に携わるひとりのコンサルタントとしての実務的な観点から、近い将来に BtoB 企業の多くが直面すると考えられる課題を切り口に、企業ブランディング手法における試論を展開していきたい。なお、本稿は以下のような流れで展開していく。
2014年03月28日
「ビジネスモデル」という7文字の経営用語。経営者や事業企画を担う社員に広く用いられ、よく耳にする今も尚、その記事数や論文数は増え続け、注目を集めています。
一方、これほど用途と定義が曖昧な言葉もありません。起業家が投資家から資金を集めるために、いい加減なプランに勿体を付けて、煙に巻く為の手段として用いられたこともありました。また、ビジネスモデルと競争戦略論の違いも、いまだ不明確なままです。
一言で定義するならば、「ビジネスを構成する要素の組み合わせ」がビジネスモデルであると言えます。ビジネスは、「誰に対してどんな価値を、何をどこから調達・創造して提供し、どう対価を得るのか」と表されますが、その組合せ方こそがビジネスの善し悪しを決める重要なものであり、ビジネスモデルが注目される理由なのです。