ASEANマーケティング

ASEANと定義される各国は、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシアに始まり、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアの10か国を指す。
一方で、博報堂グループの手掛ける海外進出においては、中国、香港、台湾、韓国やインドも含まれる。

かつて(現在まだ一部の国では)、流通(店舗網や物流)や決済インフラおよびスマートフォンやメディアなどの接点が未発達のため、それらのインフラをどのように構築・補完するかが設計における主たる課題であった。
現在は、その根幹にある「エスニシティ:民族や文化、宗教などの価値観や購買プロセス、意思決定に寄与する地域の特長」を持つ生活者と市場の整理と、その市場におけるSTP(戦略、ターゲティング、ポジショニング)が重要であることはもちろんであるが、特にデジタルマーケティングを行う際のテクノロジー基盤(クラウドサービスの現地語化やSIer・プログラマーなどの構築担当や運用担当がローカルに存在するかどうか)といった、リソース調達可否や現在の組織体系、業務設計によって、ローカライズするか存在するリソースで対応するかを判断する、高度なマネジメントとディレクションを必要とするケースが多い。

かつて、日本においてもERPの導入に際し、日本型の会計や業務をグローバルのベストプラクティスに合わせるべきかどうか、ということで意見が割れたが、同様の状況がマーケティングインフラの設計・構築と運用において、ASEANひいてはアジア市場の主たるテーマとなっている。

案件事例

自動車メーカー

東南アジア市場を対象とした戦略商品開発および市場導入プロモーションの戦略・活動企画・マーケティングマネジメントを包括で実施。​
戦略パートナーとして、インドネシアとフィリピンにおける生活者のエスノグラフィー調査の実施と、デザインシンキングに基づく、新しい市場機会の探索と新商品アイデア創出を実施。また新製品導入に向けたマーケティング業務設計・インフラ構築を、各国に横展開することを博報堂グループとして支援。

化粧品会社

アジア各国における美に対する価値観を洞察するための探索型リサーチを実施。各国における有識者インタビューや定性調査を実施。社会・歴史的な背景、ライフステージや世代による違いを比較検討することで、社内の研究開発、商品開発、マーケティング活動を推進。

家電製品メーカー

BtoB向け事業のグローバルブランド戦略を構築。BtoC向け事業についても、アジア地域の各国マーケティング担当者を集めたワークショップを通じて、地域全体で目指すべき事業の方向性を議論し、アジア本社と現地拠点の一体化を促進。

大手食品メーカー

日本の国民食として親しまれている加工食品ブランドが、中国市場および東南アジア市場で事業展開を進める中で、ブランドのローカライズの基準作り、企業ブランドとのフォーメーション戦略、各国での導入戦略を構築。​

顧客データ利活用実態レポート ~顧客データの自社活用から情報銀行・PDS事業化への各社方針~ レポートのお申し込みはこちら
お問い合わせ