Laboratory

ブランドに関する当社の研究チーム

GXデザインラボは、博報堂コンサルティングが設立した研究機関です。
「環境と経済の両立」をテーマに、生活者視点やブランドの知見を活かしながら、
カーボンニュートラル社会の実現に向けた新しい事業モデルを探求しています。

About us

GXの可能性を拡げ、
環境と経済が共に成長する事業をデザインする。

気候変動の影響は、未来の問題ではなく、すでに私たちの生活に現れ始めています。
社会の転換が急がれる一方で、
いまだGX(グリーントランスフォーメーション)の進展は十分ではありません。

企業はコスト上昇や競争力低下への不安から大胆なGXへの投資に踏み切れず、
生活者も環境を意識する必要性を感じながら、
具体的な行動へ移せない構造的な壁に直面しています。

GXデザインラボは、この壁を超え、
環境と経済が両立する新しい仕組みを研究するために設立されました。

私たちは、企業と生活者の双方が動き出す仕組みを研究することで、
GXの可能性を広げ、環境と経済が共に成長する事業モデルをデザインします。

GXデザインラボGXデザインラボ

研究内容

Research CONTENT

研究のアプローチ

GXが進みにくい背景には、多様なプレイヤーの利害や障壁が複雑に交錯し、変化を妨げている構造があります。GXデザインラボでは、この構造を可視化し、全体を俯瞰しながら変化の糸口を見出すことに取り組んでいます。

System Thinking

GXデザインラボでは、システム思考のアプローチを用いて、GXに関わる様々なプレイヤーの関係を可視化しています。 それぞれが影響し合うことで、制度や市場、意識のあいだにギャップが生まれ、GXの推進を難しくしています。 例えば、GXの財務的な評価方法が明確でないため、投資家は資金を投じる判断が難しくなっています。 結果、企業は変化を進めづらく、スタートアップは資金調達の機会を得にくい状況にあります。 またその影響から、市場に新しい製品やサービスが生まれ辛く、 生活者は環境への意識を持っていても、行動に移すきっかけをつかみにくくなっています。 大きな変化には国策も大切ですが、 政策を強化するほど社会コストや反発リスクが高まり、社会全体の受容性が下がるというジレンマもあります。 このような構造を俯瞰的に整理し、 どこに働きかければ変化が生まれるのか(レバレッジポイント)を見極めながら研究活動を進めています。

GXを阻害する構造

研究体制

GXに横たわる課題の構造をより深く理解し、実践につながる知見へと発展させていくために、「生活者視点」と「企業・投資家視点」を代弁する二つのチームがそれぞれ異なる視点から研究を進めています。

2つの異なる視点を持つチーム

GXデザインラボでは 「生活者視点チーム」「企業・投資家視点チーム」と2つのチームを作り研究を進めています。 異なる専門性をもつ二つのチームがそれぞれの立場を代弁しながら研究を進め、 相互にディスカッション・知見を共有しながら、環境と経済がともに成長する社会の実現をめざしています。 研究テーマ: ・生活者視点チームの研究テーマ:人々がGXに「共感し、行動したくなる」心理、サービス、持続的な仕組み、ストーリー、文化的要因等の研究 ・企業・投資家視点チームの研究テーマ: 企業間で共創が生まれる仕組み、グリーン市場形成に向けた技術・事業の社会実装方法、新たな企業ガバナンス等の研究

それぞれの視点で相互にディスカッションしながら研究を進める

メンバー

member

GXデザインラボはLogic(左脳)とEmotion(右脳)にそれぞれ強みを持つ、背景の異なる多様なメンバーで構成されています。各メンバーが、環境と経済を両立させる事業をデザインするという共通の問いに挑んでいます。

  • 吉田 俊

    所長

    吉田 俊

  • 海東 章

    研究員

    海東 章

  • 高嶋 紀男

    研究員

    高嶋 紀男

  • 森 泰規

    研究員

    森 泰規

  • 神長 澄江

    研究員

    神長 澄江

  • 林 知里

    研究員

    林 知里

  • 大迫 碩哉

    研究員

    大迫 碩哉

  • 村川 優希

    研究員

    村川 優希

  • 石川 未来子

    研究員

    石川 未来子

  • 坂倉 孝太郎

    研究員

    坂倉 孝太郎

  • 鈴木 仁那

    事務員

    鈴木 仁那