2019年11月01日
コンシューマービジネスや人材採用競争に向き合う経営者にとって、人種・セクシャリティ等の“多様性”というテーマは決して無視できない今日的問題である。2018年、ルイ・ヴィトンのメンズアーティスティック・ディレクターに就任したヴァ―ジル・アブローは、ルイ・ヴィトンにとっては初めての黒人デザイナーであり、今やファッション業界におけるディスラプターといえる存在だ。アブローを紐解くことで次世代の文化牽引者を推察し、我々が捉えておくべき真の多様性の在り方を考える。
2019年09月13日
2019年5月、日本を代表する企業であるトヨタ自動車の豊田社長による「終身雇用を守っていくのは難しい」という発言を受けて、いよいよ日本型雇用の終焉かというテーマが巷間話題となっている。しかし、採用活動などを通じて学生の方々と接している筆者の肌感覚からすると、今の若者世代にとっては随分前から終身雇用という概念はなくなっており、何を今さらという受け止め方が多いのではないかと思う。
2019年08月26日
デジタルトランスフォーメーションがマーケティング領域のみならず、IoTなど事業プラットフォームにまで広がる中、データ利活用が事業成長に必要不可欠になっている。そのような状況において、注目を集める職種の一つに「データサイエンティスト」があるが、データサイエンティストに期待される業務は多岐にわたり、またその数は非常に不足していると言われている。
必要不可欠と言われる「データサイエンティスト」とは、どのようなスキルを持った人材であるのか、またどのような教育・育成をすることでそのスキルが身につくのかは、理解しづらいと言われている。そこで本稿では、データサイエンティストの定義と役割、そして企業におけるデータサイエンティスト活用のポイントについて紹介する。
2019年08月02日
※本記事は、2017年の掲載記事に加筆修正をしております。
「デジタルトランスフォーメーション」という単語が生まれ、その意味と領域について模索がされてきた。特にマーケティング活動においては、これまで見えなかった顧客像の輪郭を明確にし、またアプローチする対象とタイミングを図るためには必要不可欠な道具として、データマーケティングツールであるDMP(データマネジメントプラットフォーム)、MA(マーケティングオートメーション)、SFA(セールスフォースオートメーション)の導入が進んでいる。
2019年03月20日
昨年末に「アートシンキングはイノベーションに寄与しうるのか?」と題して、セミナーを実施しました。「アートシンキング」というバズワードとなりつつあるテーマだったことに加え、世界中のメディアで話題のアーティスト・市原えつこさんにもゲストでご登壇頂いたこともあり、多くの方にご参加いただきました。
今回のコラムでは、当日ご来場できなかった方のために、どんな話をさせていただいたのか、簡単に概要をまとめています。
2019年02月27日
『マンマ・ミーア!』
世界中にファンが多い同ミュージカルは2008年に映画化され、世界的なポップミュージックグループABBAの曲をベースに心地良いコメディタッチで人気を博し、ミュージカル映画史上歴代1位の興行収入を獲得した。
2018年10月26日
BtoBマーケティングにおいては、主にMAツールやSFAツールの導入がすすんだことで、
・マーケティング戦略の立案においてターゲットを明確に定めるようになった
・ターゲットをどのように購買段階まで進めるのか、「カスタマージャーニー&パイプライン」という考え方をするようになった
・お客様の状況と営業活動をファネル(段階)とKPIで見える化するようになった
という3つの変化が生まれており、組織的なマネジメントが進みつつあります。
2018年10月12日
昨今のプライベートDMPブームにのり、デジタルマーケティングにおいてパブリックDMPを活用して、よりターゲットを絞り込んだデジタルアドで成果を挙げている企業もいらっしゃることと思います。博報堂DYグループもAudience One®や生活者DMPという、サイト閲覧履歴や検索履歴などの「アクチュアルデータ」や、POS購買履歴やリサーチデータを紐付けたパブリックDMPを提供していますので、それらをご利用いただいている企業様もいらっしゃることと思います。
2018年09月12日
「自社の社員には発想力がない」と嘆く経営者は少なくない。経営者にとって必要なのは、そう嘆く前に社員が持つユニークな発想やアイデアにスポットライトを当て、それを革新的なビジネスとして実現していくことではないか。高い発想力を持つ企業に共通する「4つの張力」について、博報堂コンサルティングの2人の共同CEOに解説してもらった。
2018年08月08日
私たちは、日用品の購入などの毎日の小さな選択から、子どもの学校を選ぶといった大きな決断にいたるまで、日々、様々な選択をしている。一見、個人の好みで選択していると思っていることが、実際には、自分が望むものとは異なる製品を選択していることがしばしばある。それはなぜか?本研究では、以下の問いに答えることで、マーケッターに対する示唆を提供したい。