誰もが知る大企業から外資系スタートアップまで、国内外の膨大な企業が入り乱れて人材獲得競争を繰り広げる採用市場は、最も競争が激しい市場と言えるかもしれない。
そんな採用市場において強いブランド力を築くことは、自社が求める有望な人材への誘因となり、自社の長期的な競争優位性につながると言える。自社の提供価値を定義し、ターゲットの態度と連想に働きかけるというブランディングのアプローチは、採用活動においても非常に有効だ。
一方で、求職者の自社に対するイメージが薄く、良さがなかなか伝わらなかったり、欲しい人材に効果的なアプローチができていなかったりするという企業も多いのではないだろうか。
博報堂コンサルティングでは、このような課題に対し、独自のブランディングノウハウと生活者視点を活用することで、求職者に対する自社の魅力の効果的な伝達と採用市場におけるプレゼンス強化をサポートしている。ここでは、その内容を簡単にご紹介する。
採用ブランディングは、「Research」「Consideration」「Planning&Excution」の3つのフェーズから成る、以下のようなワークステップで進めていく。
①Researchフェーズ
まず、採用課題分析・候補対象選定、自社訴求点リストアップを行う。具体的には、採用活動において目指す方向性や欲しい人物像、課題認識を整理したうえで、社内の声から訴求要素を洗い出し、リスト化する。ここでポイントとなるのは、社員から入社前に抱いていたイメージと入社後の実感を聞き、ギャップを分析することである。
次に、求職者インサイト導出・競合分析。ここでは、求職者(学生・転職者)が企業検討時に重視するポイントや、競合各社のアプローチなどを複数の手段を用いてリサーチし、自社訴求点の受容度を測る。
②Considerationフェーズ
まず、企業の提供価値規定を行う。リサーチ結果に基づき、企業が「顧客」に対して提供している価値を整理・構造化する。
次に、リサーチ結果および企業の提供価値規定に従い、採用ブランディングメッセージを規定。求職者へのメッセージや情報発信シナリオ等アプローチ方針を取り決める。
③Planning&Executionフェーズ
最後に、アプローチ方針に基づき、実際のターゲットにアプローチするための施策を企画し、採用ブランディング計画を策定・実行する。
採用ブランディングは競争相手も多く、厳しい市場と言われている。このサービスの詳細にご興味のある方は、サービスページをご覧いただき、ぜひ資料ダウンロードまたはお気軽にお問合せいただきたい。