地域金融機関と取り組む新ソリューション
「地域金融機関とともに実現する『ちいきの企業活性化ソリューション』」発表会を実施
10月13日（金）、地域金融機関を通じてその取引先に向け、ブランドを起点としたハンズオン型ソリューション「地域金融機関とともに実現する『ちいきの企業活性化ソリューション』」をリリースし、ソリューション発表会を実施。第一弾となる、リテイル業界向けソリューションの詳細を、協業パートナーである株式会社スパークインダストリーグループ、株式会社リビングハウスとともに発表した。
（図1：「ちいきの企業活性化ソリューション」立上げメンバー）
発表会では、まず小宮弘行（株式会社博報堂コンサルティング）より本ソリューション立上げの背景と全体像をご説明した後、リテイルソリューションのサービスメニューを発表、それを受け北村甲介氏より家具・インテリア事業小売事業向けの変革ソリューション、福井淳氏よりアパレル・生活雑貨事業の小売事業向けの変革ソリューションをご紹介した。
＜「地域金融機関とともに実現する『ちいきの企業活性化ソリューション』」の全体像＞
本ソリューションは、業界に特化したハンズオン型のブランディングソリューションである。地域金融機関とともに企業の成長支援のため最先端のブランディングに取り組んできた博報堂コンサルティングが、企業の将来方向性を決めて実行するためのノウハウやリソースを提供することで、昨今大きな課題を抱える地域企業の事業変革の実現に貢献できないかとの思いから、協業パートナーとともに、地域企業に特化したブランディングソリューション・パッケージを開発した。
地域企業が自社ならではの価値を実体化させるためのソリューションを、地域金融機関を通じてご提供する。具体的には、課題抽出から方向性を設定後、その実践をプロフェッショナルチームが現場に入り込んでサポート、自立自走ができるように組織の定着化支援まで行う。
（図2：「ちいきの企業活性化ソリューション」全体像）
＜第一弾 リテイル業界向けソリューション概要＞
今回リリースしたリテイル業界向けソリューションは、主に家具・インテリア事業とアパレル・生活雑貨事業に向けたサービスである。
ソリューション全体は、「ブランド価値規定」と「CX価値体現」の2つのフェーズに分かれている。「ブランド価値規定」フェーズにおいてブランド変革ゴールとして定めたブランド価値と、ブランドの将来像に向けた事業課題・ブランディング課題をもとに、「CX価値体現フェーズ」において事業と店舗の変革を「接点・メディア課題」「店舗オペレーション課題」「商品課題」「マネジメント課題」の４つの課題に詳細化し解決を実現していく。
この「CX価値体現フェーズ」における課題解決の実現を、家具・インテリア事業向けには株式会社リビングハウス、アパレル・生活雑貨事業向けには株式会社スパークインダストリーグループという、各分野のトップランナー2社が具体的にサポートする。
（図3：「CX価値体現フェーズ」において解決を実現する４つの課題）
＜ソリューション立上げの背景と今後の展開＞
国内市場の成熟化や生活者の意識・行動変化によってビジネス環境が大きく変化し、とりわけ地域経済への影響が深刻となっている昨今、さらに追い打ちをかけるように、新型コロナウィルスの感染拡大により、地域経済を牽引してきた企業が経営に行き詰まるケースが後を絶たない。また、地域経済において重要な役割を担う地域金融機関も変革の途上である。預貸業務中心の役割から地域企業や生活者に寄り添った存在へとその役割を大きく拡張させているところと考えられる。
こうした背景から、地域金融機関とともに地域企業の事業変革と成長をサポートすべく、「地域金融機関とともに実現する『ちいきの企業活性化ソリューション』」のリリースに至った。
今後は、「おもてなし（飲食・宿泊・サービス）」、「製造業」、「1次産業（農水畜産）」などコロナ禍などで特に苦しんでいる産業領域の再活性を実現するソリューションを提供し、連携する地域金融機関も拡大させることで、地域を牽引し、日本を支え、世界を驚かせる企業づくりへの貢献を目指す。
（今後の展開イメージ）
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